2024年2月のベアリングス世界景気循環図
投資判断の材料の1つであるベアリングス世界景気循環図について、ベアリングス・ジャパンの先進国ソブリン債券チームが解説します。
2024年2月は、米国や英国、ニュージーランド等が製造業PMIの改善により、景気回復局面から拡大局面へと浮上しました。一方、昨年12月に回復局面へと進んだばかりのノルウェーとスウェーデンが後退局面へと後戻りしました。下げ止まりを見せた製造業のデータが不安定で、本格的な回復にはまだ時間がかかりそうです。また昨年4月以来、景気の上り坂に位置していたメキシコが減速局面に移っています。メキシコ中銀は今月の会合で今後の利下げを示唆しており、景気の行方が注目されます。