2024年12月のベアリングス世界景気循環図

パブリック債券

2024年12月のベアリングス世界景気循環図

2024年12月 – 3 分 レポートを読む

投資判断の材料の1つであるベアリングス世界景気循環図について、ベアリングス・ジャパンの先進国ソブリン債券チームが解説します。

今月は経済指標の持ち直しにより、全般的に水準を上げた国が目立ちました。米国では景気先行指数や製造業PMIの改善により、景気後退局面から景気減速局面へとシフトしました。米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に0.5%の大幅利下げを実施し、利下げ局面へ転換した際に懸念された労働市場や景気は想定されたほどは悪化せず、FRB高官は利下げペースを減速させる考えを示しています。また中国では金融緩和や経済対策が打たれており、景気回復期待を背景に回復局面から拡大局面へと前進しました。一方、日本は製造業PMIが3ヶ月連続で低下したこともあり、景気回復局面から景気後退局面へと後戻りしました。日銀は追加利上げのタイミングについて、経済データがオントラック(想定通り)に推移しているという意味では近づいている、としており、今後もその想定通りの動きを持続できるか注目されます。

レポート全てを読む

PDFを見る

溜 学(たまる まなぶ)、CFA

先進国ソブリン債券チーム、リード・ポートフォリオ・マネジャー

堀川  一賢

先進国ソブリン債券チーム、ポートフォリオ・マネジャー

菅原  崇博 、CFA

先進国ソブリン債券チーム、ポートフォリオ・マネジャー

当資料は、ベアリングス・グループが作成した資料をベアリングス・ジャパン株式会社(金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第396号、一般社団法人日本投資顧問業協会会員、一般社団法人投資信託協会会員)が翻訳したもの、または、ベアリングス・ジャパン株式会社が作成した資料で、金融商品取引法に基づく開示書類あるいは勧誘または販売を目的としたものではありません。翻訳、または、資料作成には正確性を期していますが、必ずしもその完全性を担保するものではありません。また、翻訳については原文と翻訳の間に齟齬が生じる場合がありますが、その場合には原文が優先されます。当資料は、信頼できる情報源から得た情報等に基づき作成されていますが、内容の正確性あるいは完全性を保証するものではありません。当資料には、現在の見解および予想に基づく将来の見通しが含まれることがありますが、事前通知なくこれらが変更、または、修正される場合があります。