ベアリングスがグリフォン・キャピタル・インベストメンツ(Gryphon Capital Investments)を買収
世界有数の投資運用会社であるベアリングスは、本日、グリフォン・キャピタル・インカム・トラスト(オーストラリア証券取引所ASX:GCI)の投資運用会社であるグリフォン・キャピタル・インベストメンツPty Ltd(以下、グリフォン)の100%親会社であるグリフォン・キャピタル・パートナーズPty Ltdの全株式を取得する最終契約を締結したことを発表しました。当該取引により、アジア太平洋地域(APAC)におけるベアリングスのグローバル・ストラクチャード・ファイナンス・ソリューションを拡充させ、オーストラリアの富裕層市場への参入が加速される一方で、グリフォンは、ベアリングスのグローバル・プラットフォームを通じた投資戦略の拡大が可能となります。
ハイライト
- グリフォンの運用資産残高26億豪ドルがベアリングス・グローバル・ストラクチャード・ファイナンスの運用資産残高82億米ドルと統合
- グリフォンのチームがベアリングスのグローバル・ストラクチャード・ファイナンス・チームに加入
- Steven Fleming(スティーブン・フレミング)およびAshley Burtenshaw(アシュリー・バーテンショー)は、引き続きGCIのポートフォリオ・マネジャーの責務を担う
- ベアリングスはグリフォンの長期的な成長戦略をサポート
グリフォンの共同創業者でポートフォリオ・マネジャーのSteven Fleming(スティーブン・フレミング)は、次のように述べています。「ベアリングスというパートナーを得たことは嬉しい限りであり、私たちそれぞれの企業文化や投資哲学に強固な一致があると考えています。私たちのお客様は、ベアリングスのグローバルな投資能力と、世界有数の資産運用会社による運用およびビジネス・サポートから恩恵を受けることになります。当該取引により、グリフォンの資本アクセスの増強および、長期的な成長戦略を実現する能力の強化が期待されます。」
ベアリングスの会長兼最高経営責任者(CEO)であるMike Freno(マイク・フレーノ)は、次のように述べています。「ベアリングスは、スティーブ、アシュリー、そしてグリフォンのチームと提携することで、オーストラリアにおける現地のプレゼンス、お客様の進化するニーズを満たすオリジネーションの機会および投資ソリューションへのアクセスが拡充されることを期待しています。当該取引はまた、ベアリングスにとって、APACにおけるストラクチャード・ファイナンス能力の成長と、オーストラリアの富裕層市場に対する様々な投資ソリューションの提供のための足掛かりとなると考えます。」
ベアリングスのグローバル・ストラクチャード・ファイナンス責任者であるWilliam Awad(ウィリアム・アワド)は、次のように述べています。「オーストラリアは、強固なマクロ経済のファンダメンタルズを有し、住宅や消費者、商業用資産ファイナンスの各市場において、投資家の利益となると見込まれるストラクチャード・キャピタル・ソリューションズの機会が拡大している戦略的市場であるため、ベアリングスのプラットフォームを拡充する大きな機会があると見ています。私たちはグリフォンの長期的なリレーションシップ・アプローチを共有、協働することで、当該地域におけるチームの成功の足掛かりとなることを嬉しく思います。」
2022年8月にベアリングスがオーストラリアを拠点とする不動産会社アルティス・プロパティ・パートナーズを買収したのに続き、当該取引は諸条件付で2023年3月31日に完了する予定です。
お問い合わせ先:
Vivian Shiu
vivian.shiu@barings.com
グリフォンについて
グリフォン・キャピタル・インベストメンツは2014年に設立され、オーストラリアのストラクチャード・ファイナンスや債券市場に特化した、オーストラリアの独立系投資運用会社です。グリフォンは、機関投資家に代わって個別アカウントの運用のほか、ASX上場信託も運用しています。グリフォンは実績を有する経験豊富かつアクティブな投資運用チームを擁しています。
ベアリングスについて
ベアリングスは3,470億米ドル*の運用資産残高を有するグローバルな投資運用会社であり、パブリックおよびプライベート債券、不動産、スペシャリスト株式市場において差別化された投資機会を発掘するとともに、長期的なポートフォリオを構築します。北米、欧州およびアジア・パシフィックの各拠点に投資プロフェッショナルを擁し、親会社であるマスミューチュアルのサポートのもと、お客様、地域社会および従業員に対する貢献を目的とし、持続可能な慣行および責任ある投資に専心します。
*2022年12月末現在
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