ベアリングスがアルティス・プロパティ・パートナーズを買収
2022年8月11日、オーストラリア、シドニー – 世界をリードする資産運用会社の一翼を担うベアリングスは、本日、オーストラリアに拠点を置く大手不動産会社であるアルティス・プロパティ・パートナーズ(以下、「アルティス」)の全株式を取得する契約の締結を発表いたしました。当該取引は、2022年9月1日までの完了を予定しております。
9ヶ国16拠点に200名以上の投資プロフェッショナルを擁するベアリングスは、米国および欧州における不動産投資において豊富な経験と良好な運用実績を有しています。489億米ドル1の運用資産残高を有するベアリングスのグローバル不動産プラットフォームは、不動産デットからエクイティに亘る広範なソリューションを提供しています。
当該取引完了時には、オーストラリアにおけるベアリングスの不動産デットチームを補完し、バリューアッド戦略に注力する不動産エクイティ投資に精通した44名のプロフェッショナルおよび60億7,900万豪ドルの運用資産残高が加わることとなります。また、アルティスのエグゼクティブ・ディレクターおよび従業員は、当該取引完了後も引き続きベアリングスに留まります。
ベアリングスの会長兼最高経営責任者(CEO)であるマイク・フレーノ(Mike Freno)は、次のように述べています。「ベアリングスは、オーストラリアにおける投資能力の強化および拠点の継続的な拡大に注力しており、アルティスがベアリングスの不動産プラットフォームに加わることを大変嬉しく思います。ベアリングスの運用資産残高の約3分の1を占めるアジア太平洋地域は、ベアリングスの成長の原動力となるものと期待されています。ベアリングスは、オーストラリアにおけるプライベート・クレジットおよび不動産デット投資を順調に運営しており、アルティスは同地域における投資能力の更なる強化の一役を担うことでしょう。」
欧州およびアジア太平洋不動産責任者であるチャールズ・ウィークス(Charles Weeks)は、次のように述べています。「ベアリングスは、米国および欧州において既に確立された不動産プラットフォームを有しており、リサーチ主導の投資手法および投資国におけるプレゼンスを後ろ盾とし、コアおよびバリューアッド投資に関する専門性を有しています。先ずはオーストラリアに注力し、今後は日本および韓国等その他の市場にも拡大することにより、当該取引はアジア太平洋地域におけるベアリングスの不動産プラットフォームの更なる発展に貢献することでしょう。」
アルティスのエグゼクティブ・ディレクターであるアラステア・ライト(Alastair Wright)は、次のように述べています。「アルティスと同様のチームベースのアプローチ、企業文化および投資哲学を有するベアリングスの一員になることを嬉しく思います。アルティスは、強固な投資実績およびお客様との長期にわたるリレーションシップを構築してきました。今後も既存の投資戦略を実践し、お客様に優れたパフォーマンスを提供するとともに、われわれが提供する投資ソリューションをグローバルのお客様にも提供できることを心待ちにしております。」
1. 2022年3月末現在
ベアリングスについて
ベアリングスは3,497億米ドル*の運用資産残高を有するグローバルな投資運用会社であり、パブリックおよびプライベート債券、不動産並びに株式市場において差別化された投資機会を発掘し、長期的な観点に立ったポートフォリオを構築します。ベアリングスはマスミューチュアル生命を親会社とし、北米、欧州およびアジアの各拠点に配置された投資プロフェッショナルとともに、お客様、地域社会および従業員に対する社会的責任を果たし、サステイナブルな事業活動および責任ある投資を行います。詳しくはwww.barings.comをご参照ください。
*2022年6月末現在
アルティスについて
2008年に設立されたアルティス・プロパティ・パートナーズは、オーストラリアの独立系プライベート・エクイティ不動産投資会社です。産業、オフィス、小売倉庫、住宅、その他スペシャリスト不動産セクターにおいて、コア、バリューアッド、開発を含むリスクスペクトルの中で幅広い投資経験と専門知識を有しています。アルティスは創設以来、80億豪ドル超の不動産の取得・開発に従事し、現在60億7,900万豪ドルの運用資産残高を有します。
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