ベアリングスがアルテミス・リアルエステート・パートナーズ(Artemis Real Estate Partners)を買収
アルテミスの投資チームと協働することで、500億米ドル超の運用資産残高を有するベアリングス・グローバル不動産プラットフォームにおける米国不動産エクイティ部門を拡充
アルテミスの投資チーム、投資アプローチ、及び投資家基盤における継続性を確約
世界をリードする資産運用会社の一翼を担うベアリングスは、本日、110億米ドル超*の不動産投資会社であるアルテミス・リアルエステート・パートナーズ(以下、「アルテミス」)を買収する最終合意に達したことを発表しました。当該取引により、両社の投資能力および専門知識を相互に補完することで、ベアリングスの米国不動産市場における地位の強化とプラットフォームの長期的な成長加速が実現することになります。当該取引は2025年第1四半期までの完了を予定しております。当該取引における財務上の条件は開示されておりません。
ベアリングスの会長兼最高経営責任者(CEO)であるマイク・フレーノ(Mike Freno)は、次のように述べています。「アルテミスのチームがベアリングスに加わることを大変嬉しく思います。両者は、お客様に対して信頼されるパートナーとして貢献するという強い意志を共有しております。不動産エクイティ投資をベアリングスの長期的戦略における成長の主要な柱と位置づけており、当該取引は我々の投資能力の更なる強化の一役を担うと確信しています。プラットフォームを補完的に統合することで、お客様に更なる投資機会の提供が可能となることを心待ちにしております。」
ワシントンDCに本社を置くアルテミス・リアルエステート・パートナーズは、リスクの多様なレベルにわたって投資の専門知識を有する多様な不動産会社です。アルテミスは、米国全体に拠点を有する運営パートナーの広範なネットワークを活用し、複数の景気サイクルを通じて一貫性のある堅調なリターン実績を有しています。多様なチームは、集合住宅、事業用、オフィス、小売り、ホスピタリティ、セルフストレージ、高齢者向け住宅および医療用オフィスなど様々な不動産セクターにおいて、経験豊富なリーダーシップと投資実行の専門知識を提供するほか、起業家や新興マネジャーを支援する業界屈指のプラットフォームを有する企業としても知られています。
アルテミスの共同創設者であり共同最高経営責任者(CEO)であるデボラ・ハーモン(Deborah Harmon)は、次のように述べています。「ベアリングスのグローバルなプラットフォームと、お客様との利害一致というアルテミス共通のコミットメントにより、ともに理想的なパートナーとなり、実績のある投資パフォーマンスを積み重ねていくでしょう。アルテミスはベアリングスの一員として、お客様のためにより強固なプラットフォームを構築し、企業文化を維持しながらチームに新たな機会を生み出します。過去15年間にわたるお客様のご支援に深く感謝するとともに、今後もパフォーマンスと目的達成のための戦力として、パートナーシップを継続していく所存です。」
アルテミスの共同最高経営責任者(CEO)であるアレックス・ギルバート(Alex Gilbert)は、次のように述べています。「アルテミスの創設以来、パートナーシップは基本的なものであり、今日の発表は、アルテミスが数十年にわたり成功するチームを築き上げてきたた歴史において、自然な展開と認識しています。ベアリングスと共に、広範なリレーションシップと強固なインフラを組み合わせ、さらに強力な投資プラットフォームを構築できることを嬉しく思います。このプラットフォームは、米国全体における広範なジョイントの運営パートナーに対して、リスクの多様なレベルにわたって資本へのアクセスを大幅に拡大する能力を兼ね備えたものとなるでしょう。」
PSPパートナーズの創設者兼会長であり、アルテミスの共同創設者であるペニー・プリッカー(Penny Pritzker)は、次のように述べています。「デボラ・ハーモン(Deborah Harmon)とアレックス・ギルバート(Alex Gilbert)は並外れたリーダーであり、私は過去15年にわたり彼らのパートナーであったことを誇りに思います。この間、素晴らしいアルテミスのチームは、お客様にとって多大な投資機会を創出してきました。アルテミスとベアリングスのパートナーシップは心躍るものであり、新しいプラットフォームは、パフォーマンスおよび投資目的をさらに大規模かつ影響力を有するための強力なエンジンとなるでしょう。彼らの成功が末長く続くことを期待しています。」
ベアリングスの米国・欧州不動産責任者であるジョン・オッカブルーム(John Ockerbloom)は、次のように述べています。「アルテミスの投資チームおよび投資能力により、ベアリングスの米国不動産エクイティ・ビジネスに変革がもたらされるとともに、成長の加速と、お客様の利益のための市場における投資機会の活用が可能となるでしょう。ベアリングスの一員であるアルテミスを当社のプラットフォームの主要な要素として、リスクの多様なレベルにわたって相対価値を見出し活用する能力をさらに強化することで、お客様に最良の結果をお届けできるでしょう。」
ベアリングスの親会社であるマスミューチュアルの最高投資責任者(CIO)であるエリック・パートラン(Eric Partlan)は、次のように述べています。「この戦略的買収は、ベアリングスの米国不動産エクイティの能力を強化するだけでなく、マスミューチュアルの一般勘定における新しい多様な資産に対する追加的な投資機会を提供し、最終的には保険契約者に提供する価値の最大化に貢献すると確信しています。」
ベアリングスの法律顧問はデチャート法律事務所(Dechert LLP)が務めました。アルテミスの財務顧問はバークシャー・グローバル・アドバイザーズ(Berkshire Global Advisors)が、法律顧問はポール・ヘイスティングス法律事務所(Paul Hastings LLP)が務めました。
ベアリングスのグローバル不動産プラットフォームは500億米ドル**超の運用資産残高を有し、これには、機関投資家向けの商業用不動産を担保とするローン投資に関する幅広い直接的な組成能力と深度のあるクレジット専門知識を有する、280億米ドル**超のグローバル不動産デット・ビジネスが含まれます。このプラットフォームは、9ヶ国17ヶ所にオフィス拠点を有し、60年近い投資実績を活用し、北米、欧州およびアジア太平洋地域全体において不動産デットおよび不動産エクイティにおける多様なソリューションを提供しています。
*運用資産残高 2024年12月31日現在
**運用資産残高 2024年12月31日現在。約40億米ドルの助言契約を含む
ベアリングスについて
ベアリングスは4,213億米ドル超*の運用資産残高を有するグローバルな資産運用会社であり、機関投資家や保険会社、販売会社とのパートナーシップを通じて、様々なテーラーメイドの投資サービスを提案することでビジネスをサポートします。マスミューチュアル(MassMutual)の子会社であるベアリングスは、債券や実物資産、キャピタル・ソリューションズにおけるグローバルなネットワークと投資能力を活用し、パブリックおよびプライベート市場において超過収益の実現を追求します。
*運用資産残高 2024年12月31日現在
アルテミス・リアルエステート・パートナーズについて
アルテミス・リアルエステート・パートナーズ(Artemis Real Estate Partners)は不動産投資運用会社であり、2009年の設立以来、300件以上の投資案件で総額170億米ドル超の資産を取得しています。ワシントンDCに拠点を置き、不動産エクイティおよび不動産デットにおける米国全体のコア、コアプラス、バリューアッドおよびオポチュニスティック戦略に投資しています。アルテミスは実績のある様々な新興企業とのジョイントベンチャー・パートナーシップおよび直接投資を専門としています。詳細については、ArtemisREP.comをご覧ください。
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